高麗
高麗(こうらい)は、918年~1392年に王建が建てた国で、王建はもともと後高句麗の将軍であった。実力もあり群臣たちからの信望も厚かったのだが、後高句麗を建国した弓裔に嫌われており、命を狙われたこともあったのだ。しかし、弓裔が民衆から嫌われ始めていた時に政変を起こし、高麗を建国したのである。朝鮮半島は後百済と高麗の2つの国が争いを続けていたが、935年に後百済の王だった甄萱が高麗に亡命し、新羅も高麗に降伏したため朝鮮半島が統一された。高麗は女性を優遇した社会で、女性が低い立場にありがちだった時代には珍しいことであった。また、貿易も栄え金や陶磁器を輸出して薬や香料などを輸入したりした。文化や思想なども発展し続けた高麗だったが、14世紀の紅巾の乱をきっかけに衰え始め、李成桂は1388年にクーデターを起こし、恭譲王を高麗の第34代国王に擁立した後、退かせ自らが国王となり474年続いた高麗に幕を引いたのである。